
先月のブルース・リーイベントで貴重なブルース・リーのスパーリング映像をかな〜りクリアな画質で見せていただいたが、まさかこんなに綺麗な画質で残っていたのに、まずびっくりした。
俺もこのスパーリング映像は、モノクロやカラー(なんだか分からんくらい)ので見た事はあるが、これがブートみたいに酷い画像でどっちがブルース・リーなんだか分かんないの(笑)!そして画質と共にびっくりしたのは、ブルース・リーの戦い方ね。よく知ったか振りした人がよく言うのは、“公式の試合で成績を残していないから、本当はどのくらい強かったか分からない”と言うもの・・・。
いやあ、だってもともとジークンドーでルール無しの、言わば“科学的な喧嘩みたいなもの”でしょう?今だってそんなルール・・・、いやルール無しの格闘団体聞いた事ないし(闇の地下プロレスとかあれば別だけど(笑))ブルースが活動していた、'60〜'70年代の空手とかの試合フイルム、俺も見た事あるけど、ホントショボいの!寸止め空手の酷いもんでさ。ただしこの寸止め空手、ちゃんと寸止め用の練習してる人は異常に“上手い”のよ。“上手い”と書いたのは別に本当に強い訳じゃないから・・・。まあ、何もやってない人よりは、そりゃ強いと思うけど、ちょっと何か武術の心得がある人や、喧嘩や腕力に自信ある人と戦ったら難しいだろう。それはブルース・リーとほぼ同じ時代を生きた、大山倍達先生も同じだった。あの頃フルコンタクトなんてなかったからね。
多分、このブルース・リーがゲストで招かれたロングビーチの空手大会もショボい試合ばっかだったんじゃないの。重要なのはこういう大会の優勝者に、ブルース・リーは稽古を付けていたって事だ。みんな映画でしか知らないけど、あのチャック・ノリスだって、ブルース・リーを尊敬していたって言うし・・・。だから公式試合に出た出ないとかで、ブルース・リーを判断する事自体が無意味なのだ!まあ日本じゃ“カンフースター”って認識だから仕方ないのかも知れないけど・・・。
話を戻すと、このスパーリング映像に俺が驚いたのは、かなりハイキックを出していた事だ。ブルース・リーの本を読むと“ハイキックは映画の為のもので、実戦ではローキックの方が効果的”と言っていたから・・・。ただし、そのキックのスピードがハンパじゃないから、相手が手も足も出ないんだけど・・・。ドラ道のリー対ウォン・イン・シック戦もそうだけど、初心者がこれやっても、カウンターキックかます前に吹っ飛ばされそうで、上級者にしかオススメ出来ない気がするが、本当、実際のところはどうなんだろう・・・?デモンストレーションだから派手にやったのかなあ?その真意はともかく、この模範演武がこのロングビーチの大会のハイライトだったことは間違いないだろうし、これ見たら公式試合うんぬんを抜かしてる連中の認識も変わるだろう。いや〜、生で見て見たかった!

