BLUEIII ベイビーブログ
ロックバンドBLUEIII(ブルー・スリー)のBBS兼日記 ※悪意・誹謗中傷目的のコメントは、削除する場合がありますので、ご了承下さい。
アイデンティティのジレンマ 1「ベイビー佐々木編」
昔から世の中には俗にいう~「そっくりさん文化」と言うものがある。

昔なら、例えばウルトラマンなら必ず、ドラマ回数を重ねた中盤くらいに偽ウルトラマンが登場し、ドラマを盛り上げた。
地球侵略をたくらむ悪い宇宙人がウルトラマンそっくりの姿になりすまし、街を破壊するのだ。
善良な市民たちは「なぜ正義の味方であるはずのウルトラマンが・・・!?」ということになるのだが、程なくして本物のウルトラマンが現れ、悪い偽ウルトラマンをやっつけて一件落着となる・・・。

この手法は続くウルトラセブンやウルトラマンエースにも引きつ継がれ、果ては仮面ライダーにも偽仮面ライダーが登場する。
しかも、仮面ライダーの場合はたくさん出てくるから始末が悪い。
お茶の間で見ていピュアな子供たちは、「偽物はマフラーの色が違うじゃないか!」と気づくのだが、画面上の大人たちは全く気付かない・・・(笑)

そして、これはブルース・リーのにも言えることで、ブルース・リーの死後、竹の子のようにブルース・リーそっくりさん映画が量産された。
欧米人には黄色人種の区別がよくわからないことをいい事に、さも、まだブルース・リーは生きているかのように、ブルース・リイ、ブルース・リ、ドラゴン・リーなどの、よく見れば本人と全く別人の映画が大々的に公開されていたのだ。

かくいう日本でも、その中の一人、ブルース・リイの映画が二本も劇場公開されていたのだから画期的であったという他ない。
しかも、このブルース・リイ。
当時、日本でも大人気だったあの「G-メン75」にも出演していたのだから、今となっては驚きだ。

そんなブルース・リイさん。
近年のインタビューでは当時のことを酷く後悔していたことを暴露・・・。
「彼(ブルース・リー)のことは尊敬していますが、私はブルース・リーではない。私は私なのです」ときっぱり言い切っている。
当時、一介のスタントマンだったリイさんを、亡くなったばかりのブルース・リーに横顔が似ているというだけで、あるプロデューサーがリイさんを第二のブルース・リーに仕立て上げたのが真相のようだが、ブルース・リーによって人生を狂わさたのはリイさんだけではない。

本物のブルース・リー主演作とうたっていた「死亡遊戯」「死亡の塔」でブルース・リーの代役を務めたタンロンもその一人。
彼の生涯も結局、ブルース・リーとい呪いから離れられない悲惨なものであった・・・。

前置きが長くなったが、ここからが本題である!

かくいう私もブルース・リーにあやかったBLUEIIIというバンドを率いているくらいのブルース・リーマニアである。
ブルース・リーとの出会いは小学生の頃にまでさかのぼるが、当時、病弱でなんの取柄もなかったオレを救ってくれたのが、ブルース・リーで、ブルース・リーの映画を見ただけで強くなれた気がした!!
しかも、ちょっとだけ容姿がブルース・リーに似ていたこともあり、学校では一躍ヒーロー扱いされたのだった。
「あいつブルース・リーに似てるね」「今日からあだ名はドラゴンだ!」と・・・

気をよくしたオレは空手道場にまで通い始め、それなりに強くもなっていたんだ。

しかし、ここで思春期が来る訳ですよ。
ブルース・リイさんみたいな疑問がオレの中でも芽生え始めた・・・。

人の人生をなぞるだけでいいのかな?とか、このままいつまでもブルース・リーの物まねやってるだけでいいのかな?と・・・。

高校生になり、女の子も意識するようになると、クラスメートの女の子が昨日テレビでやってた「アウトサイダー」を観て「ささきくん、マット・ディロンに似てるよ」と言われた日にはその気になるには十分であった!!!
別の女の子にはチャーリー・セクストンみたい」とか言われると、もう、ブルース・リーどころではない(笑)

当時、好きだったストレイ・キャッツのブライアン・セッツアーやら、マイケル・シェンカーやらの影響もあって、頭はデップ&スプレーで固めまくって学校行ってた(笑)

これはBLUEIII結成時まで続き、BLUEIIIはじめの頃は金髪のロングヘア(!!)にしてたんだよ!!

BLUEIIIはもちろん、ブルース・リーのことを念頭に置いて結成したバンドであったんだけれど、もっと本物を追及したかったから。
ブルース・リーは思想家としても知られているけど、ブルース・リーの創造した武術理論はまさに音楽にも通じていると確信してね。

ブルース・リーの精神性を音楽で表現したいと思って結成したわけだ。
だから、別に彼の物真似もする必要もないし、わかるヤツだけわかればいい・・・そういうスタンスだった。

ところが、これが受けに受けてね。
まあ、精神性云々より、ステージングと音楽が・・・

しかし、ある尊敬する大物のバンドからアドヴァイスを受けてさ。
「ブルース・リー目指すなら、ブルース・リーカット(髪型ね)にして、トラックスーツでやんなきゃ!」と・・・・!
これには、めっちゃ抵抗あったよ。だって、それまでやっとブルース・リーから離れて自分のアイデンティティを確立したばっかのことだったからね。

見かけより、人間中身だろっ!てのはずっとあった。

しかし、尊敬するその人の言葉だからって、いかにもワイルドな袖をぶっちぎったネルシャツ、ベルボトムジーンズのハードグランジなファッションから、ブルース・リー・ファッションに切り替えて行った・・・。

で、しかし、これが大当たり!!

BLUEIIIは本物のブルース・リーマニアのバンドなんだと、今までのロックキッズから、更にコアなブルース・リー・マニアの方たちからも称賛の声があがった。

やっぱり世間というものは小難しい理屈なんかよりも、よりキャッチーなものに飛びつくんだと気づいた。
当時はやはり、自分の意志とそぐわないものをやっている・・・っていうジレンマがあったけれど、今では大人な対応が出来るようになった。

結局、自分だけがカッコイイと思っていても、世の中に伝わらなければただの自己満足。マスターべーションに成り下がってしまう・・・。

今ではたくさんの友達も出来たし、ブルース・リーマニアの方にも、ロックキッズにも「あ、ベイビー佐々木さんだ!」とわかってもらえる。
そして、なによりブルース・リーの娘さんであるシャノン・りーさんにBLUEIIIのことを知ってもらえたばかりか、「あなた、父ににてる」とまで言ってもらえたんですよ!!

これほどの光栄はあるかって感じ!!!

だから、本当にこの決断は正しかったんだと今となっては思う。

ブルース・リーを演じることで、自分自身の世界も開け、新しい自分に出逢えた・・・。
ブルース・リーで人生が変わった幼少期からぐるっと一回りまわって、またブルース・リーに戻ってきた。
しかし、明らかに幼少期とは違う。
ちゃんといろいろな経験をしてきたから、自分なりに深みを持った再スタート。
そして、あれだけ、一時は離れようとしていたブルース・リー・・・それでも心底誰より一番好きだったブルース・リー!!

今では自分を客観的に見れるし、自己プロデュース力も強くなれたと思う。

これはこれで、自分の人生をちゃんと歩んでいるんだなと、今は感じている。

こういう人生もありなんじゃないかって。

ブルース・リーにはなれないけれど、オレはロックでブルース・リーになる!いや、なりたい!!
そんなもんでいいんっじゃないかと今は思います。

たくさんの素敵な出会いとたくさんの素晴らしい経験が物語っている。

人生、どんなことでも頑張ればいいんだって・・・・。




上原結衣 編へ続く・・・・

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