BLUEIII ベイビーブログ
ロックバンドBLUEIII(ブルー・スリー)のBBS兼日記 ※悪意・誹謗中傷目的のコメントは、削除する場合がありますので、ご了承下さい。
11年ぶりのジェフ・ベック
仙台にてジェフ・ベック公演を観て来ました!!

まず、ジェフ・ベックが東北、いや仙台に来るっていうのが驚きだが、そんなオレも実に11年ぶりのジェフ・ベックとなりました。
前回は2005年の7月に東京の国際フォーラムにて。

あのときの公演も、それは素晴らしくて、多分オレが今まで生きてきた中で3本指に入るライヴだったと思います。
じゃあ、あとの2本は?と聞かれれば、'94年に観たグレン・ヒューズと、やはり'89年に観たジェフ・ベックだったわけで・・・

特に'84年にはじめて観たジェフ・ベックの感動と言ったらもう!!

あの頃オレは東京に住んでいて、田舎では見れなかったロックのコンサートをこれでもかってくらい見ていましたね。

マイケル・シェンカーも観たし、ローリング・ストーンズの初来日や、ミック・ジャガーのソロ、(この時、本当はミックがギタリストとしてジェフ・ベックを連れてくる予定だったが、急遽流れた・・・)ブライアン・アダムスとかさ、中学、高校生の頃に好きだったアーティストをここぞとばかりに見まくっていました。

そんなオレがやっぱり、この頃最大のトピックとなる出来事と言えるのが、'89年に観たジェフ・ベックなのでした。
あのコンサートは横浜アリーナで、今のロックフェスのさきがけともいえそうな、何組かのアーティストが一堂に集まるって感じの画期的でスゴイものでしたね、

ジェフ・ベックを筆頭に、ジャーニーを解散中だった二ール・ショーンとジョナサン・ケインが組んだバンド、バッド・イングリッシュやTOTOでおなじみのギタリスト、スティーヴ・ルカサーのソロバンド、おまけにあのチャック・ベリーまで出るという豪華すぎるイヴェント!

ジェフはスーパードラマーのテリー・ボジオとキーボードのトニー・ハイマスというメンバーで作ったアルバム「ギターショップ」リリースに伴っての最強のパワートリオでの来日!

そして、イヴェントの最後にはジェフとニール・ショーン、スティーヴ・ルカサーの3人がギターバトルを繰り広げるという夢のスーパーセッションまで実現!!
このバトル、二ール・ショーン、スティーヴ・ルカサーの2人がさまざまなテクニックを駆使して、ジェフに対抗するんだけど、2人ばこれでもかってくらい、バリバリバリバリ速弾きを弾きまくるんですよ。
ところが、ジェフがたった1音、「きゅい~ん」ってチョーキングしただけで、格の違いを見せ付けたったいうか、歯が立たないの!

あれは凄かったな~

で、このときのジェフのライヴが感動しすぎたから、オレはもうジェフのコンサートは行かないと思ってた。
いや、あんなスゴイもの超えられるはずがないと思ってたし、いい思い出にしておきたかったというかね・・・。

ところが、'05年に土曜日ということもあり、なんとかいけそうな感じだったので思い切って行ったんですよ。
そしたら、やっぱりこの時も凄くて・・・
泣きっぱなしだった気がするこのときは・・・(笑)

で、今回あれからもう11年の歳月が流れてしまって、オレもいろいろあったけれど、ジェフ・ベックもなんと72歳という年齢に達してしまいました。
しかしジェフときたら相変わらずエネルギッシュで、「フー・エルス」ってアルバムあたりからよく女性メンバーを起用するようになったり、特に最近では無名の若手をよく起用するようになってきました。

ベーシストのタルちゃんが印象的だったけど、リリースされたばかりの新作「ラウド・ヘイラー」でも無名の若手女性が2人も起用され、しかもその2人と組んだ新バンドでの来日ということもあり、これは是非行ってみたいと思っていた矢先でした。

しかも、ジェフといったらインスト!という常識を覆し、ここのところジェフはヴォーカル入りの曲をやりたがるようになって、このアルバムでは遂にロージー・ボーンズという専属女性ボーカルでいるという徹底ぶり!!
もう一人の女の子もカーメン・ヴァンデンバーグってギタリストだし、今までの雰囲気とはまるで違うハードなアルバムを作り上げたのですね。

ジェフって言ったら、インスト!だと誰しもが思っていたのに・・・


そして、遂に観た11年ぶりのジェフ・ベック!!

メンバーは先ほどの若手女性2人のほかに、名手ドラマーのジョナサン・ジョセフ、プリンスのバンドで御なじみのベーシスト、ロンダ・スミス、、もう一人、ジェフのアルバム「フラッシュ」で御なじみのあのジミー・ホールまでヴォーカリストで帯同!
そう、今回はなんとヴォーカリストが2人いるのです!!

これは一体・・・!?

ますます今回はどういうセットリストになるかわからない感じでしたが、フタを空けてみたら・・・

そう、主に新曲、アルバム「ラウド・ヘイラー」からの曲はロージーが歌い、古い名曲やカバー曲はジミーが歌う・・・
そして、インストはジェフ、ジョセフ、ロンダ、カーメンでやる感じでした。

1曲めはやっぱりというか、アルバム「ラウド・ヘイラー」からの1曲め「「レヴォルーション・ウィルビー・テレヴァイズド」
なんとヴォーカルのロージーが客席からアルバムジャケの拡声器持って現れるという暴挙ぶり!!
2曲めも、立て続けに「ラウド・ヘイラー」から来るのかと予想させておいて、いきなりの「フリー・ウェイ・ジャム」という構成にまず、ノックアウト!

やっぱり、みんなインストパートが気になるところなんだけど、その前にジェフが選んだだけに、インストよりもまずヴォーカルの2人のスゴイこと!
文句なしに、コンサートはじめのハイライトは意外にもジミー・ホールのソウルフルなヴォーカルだったりして凄すぎた!!

とにかく圧倒的に歌がうまいんだもん、このおっさん!!

で、ロージー・ボーンズのパンクで天使のようなたたずまいも本当に凄くて、圧倒的存在感!
ボン百の日本人女性アーティストも敵わないようなカリスマ性!!

バラード曲、「スケアード・フォー・ザ・チルドレン」ではジェづの甘いトーンとも相まって、ロージーの天使のような歌声にもう、涙腺爆発だったもん!!
流石、若いとは言え、あのジェフ・ベックに見出された人って納得したなあ。
物凄く一生懸命に唄うんだよ!!
いじらしいというか、かわいいんだ!

インスト曲だけど、なんとジョン・マクラフリンのマハヴィシュヌ・オーケストラの「ユー・ノウ・ユー・ノウ」が出たのが嬉しかったなあ。
'05の時はビリー・コブハムの「ストレイタス」のカバーでびっくりさせてくれましが、どちらもトミー・ボーリンがらみなんだよね~、オレ的には!

実は「ユー・ノウ・ユー・ノウ」もトミー・ボーリンがカバーしているし!
トミーのは原曲を更にテンポアップしたヴァージョンだったけど、ジェフは原曲どおりな感じ。
しかし、この曲でロンダとジョセフのソロもあったりして、聴かせたたなあ~

後半のブルースジャムではジミーがハーモニカまで持ち出してきて、インプロヴィゼーションに参戦!
しかも、このジミーのハーモニカがまた凄くて!!

そして、それまできっちりバッキングに徹していたカーメンまでのソロ合戦に参戦して、それがまたまたすんげえギターソロ弾くんだよ!
若いのに、めっちゃうまい!!
もう、見せ場だらけ!!


で、主役のジェフですが、やっぱりこの人のプレイは別格!
中学のときにはじめてジェフのギターを聴いたときにはなにがいいのかさっぱりわからなかった。

速弾きする訳でもなく、歌もないしで、当時はよさがわからなかったんだ。
しかし、自分でもギターを弾くようになったり、、いろんなギタリストのプレイを聴くようになってからは、この人は世界一なんだと納得したよね。

うまいギタリスト多々あれど、本当にスゴイのはジェフ・ベックだけだ!!

とにかく、ジェフのギターってあのピックを使わない独特のウォームなトーンと、繊細さと豪快さをもったピッキング、そして、なんといっても、あのアドリヴからくる数々のフレージングの豊かさだろう。
よく、ブルースを基本としたペンタトニックのフレーズを使ったアドリヴをする人はかなりいるし、ジェフもペンタを使うんだけど、あんなに独特でメロディアスでなフレーズを次々にくり出す人は他にいないから。

昨年、ディープパープルが来日して、オレも郡山公演を観に行ったんですよ。

スティーヴ・モーズも観たかったし!
しかし、ありきたりで無難、スタンダードなフレーズを延々と垂れ流すだけで、やっぱりリッチーの足元にも及んでいないばかりか、ファッションにしても由緒あるブリテッシュハードロックにはふさわしくないださいタンクトップって、ホント、ジャコパスのバンドに入ったフューションセッションギタリストみたいだったもんね。
リッチーいたときはあれだけ鬼気迫るフレーズを展開していたドン・エイリーも緊張感のないアドリヴの垂れ流しだったし・・・

まあ、生のイアン・ギランが観れたのもあるし、よいコンサートではあったけれど、感動とまではいかなかった。

で、やっぱりスティーヴ・モーズの件もあるけど、ジェフ・ベックは本当に本物!って痛いほど痛感しましたね。
ホントによくあんなフレーズを即座に弾いてしまうもんだか・・・。

名曲「哀しみの恋人たち」なんて、全然、全くフレースが違うし、レコードより更に上をいくキラキラした曲になってしまっている!!

そしてやっぱり、アンコール最後に演奏されたビートルズのカバー「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」ですよ!
涙腺、大爆発でした。
この曲もウェス・モンゴメリーがカバーしてるんだけど、あのトミー・ボーリンもライヴで全編ではないもののカバーしてたりして、やっぱりセンスのいいギタリストはこういうところもちゃんと押さえているんだなあって感激した次第!

でね、ホント、MCなんかも一切やらず、黙々と曲だけを演奏しているだけなんだけど、これこそが音楽のコンサートなんだなあって改めて思ったりもしてなんだか感慨深かったです。

本物は音だけで納得させられるというか・・・。
お客さんも、別にノルわけでもなく、本当に音楽を聴きに来ている感じ・・・

これぞ究極の音楽のコンサート!!



まあ、そんなわけで11年ぶりのジェフ・ベック!!
やっぱり凄かった!!

で、本当に泣いた!!

ちなみに来ていたお客さん、ほとんどがおじさんでしたが、それもオレよりも10歳以上は離れてるおじさんばかりでした。

しかも、みなさん、楽器をやったことあるような人ばっかりで、オレのとなりのおじさんはコンサート中、エアドラム叩きっぱなし(笑)
逆隣にいたおじさん2人もマニアックなロック話に花を咲かせていたりして、男女のカップルも老夫婦ばっかという・・・

しかし、ステージに立つ人は更に歳上の72歳のおじいちゃん!!

その人の名はジェフ・ベック!!!!!

こんな老人のコンサートに、おじさんたちが楽しみに観にいく・・・・

なんだか素敵な光景でしたが、ホント、今のロックにはない「本物」のすごさがあるのでおじさんたちだけでなく、是非若い人も一度は観て感じて欲しいです。
こんなスゴイものをおじさんたちだけのものにしておくのは勿体無い・・・・!
まあ、それでもいいんだけど(笑)

きっと、ジェフやヴォーカルのロージーなんかは特にそれ願ってるはずだから。




ジェフ・ベック、本当にありがとう!!

生きててよかった!!



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