
トミー・ボーリンの未発表音源もそろそろ出尽くした感があったけどホントに最近、決定版とも言うべきCDがリリースされている。トミー・ボーリンと言うと弟のジョン・ボーリンによって運営されている“TOMMY BOLIN ARCHIVES”によってオフィシャルを凌ぐような素晴らしい未発表音源がたくさんリリースされてきた。しかし中にはブート並の音質のモノや、音質は良くても肝心のトミー自身のプレーがイマイチのモノまであってハズレた時はがっかりさせられる事もしばしばであった。が!そろそろ打ち止めか!?と思っていた矢先にリリースされたのが今回、紹介する「whips and roses」シリーズだ!とくにスゴイのがPART1!なんと名盤「TEASER」のセッション、アウトテイク集!と、言う事はプレイも絶好調は当たり前!未発表曲の「ファンタンゴ」は別のアルバムでスタジオ録音のやつが聞けたが、今回のバージョンは邪魔なサックスソロをカットしたトミーフューチャーバージョン!しかも「サバンナウーマン」の別テイクや、「ドリーマー」や「ティーザー」も既発の別テイクともまた違った別テイクでびっくり!しっかし、「ドリーマー」なんてあの不遇のジャズロックバンド、エナジー時代から既にレコーディングしていたし、ホントにこの人、同じ曲でも何回も何回もレコーディングし直してるのがスゴイ!我々ファンは別バージョンが何回も聞けるからうれしいけど、しっかしわずか25歳のうちによくぞここまで音源として残していってくれたものだ。死後既に30年以上経っているのに未だに新譜がリリースされるんだから!今回のシリーズも正直、全く期待していなかったんだけど、フタを空けたら聞いた事ない音源ばかりでびっくりしまくったもんだ!しかも全曲ちゃんとデジタルリマスターされているんで音質も最高!とくに個人的にスゴイと思ったのが「ワイルドドッグス」ね!正規にリリースされた完成版ではエンディングがフェイドアウトで終わるんだけど、今回収録されたバージョンは後半、延々と続くジャム!トミーのギターもオーバーダブされ、まるでツインリード!ここに繰り出されるフレーズの数々は宝石の山!めちゃくちゃ上手いドラムはジェフ・ポーカロ?「ラストコンサート・イン・ジャパン」で怒った人!ぜひとも聴いていただきたい!

