BLUEIII ベイビーブログ
ロックバンドBLUEIII(ブルー・スリー)のBBS兼日記 ※悪意・誹謗中傷目的のコメントは、削除する場合がありますので、ご了承下さい。
王道!?空っぽ映画とアメリカンニューシネマの世界




オレがまだ20歳くらいのとき、東京は荻窪ってとこに住んでたときの話だ。

あの頃、荻窪駅前には小さな映画館があったんだよ!!
再放映ばかりだったけど、懐かしい作品が大スクリーンで見れるんだから、素敵な場所だった。

で、その映画館で「アメリカンニューシネマ特集」と題して、何週かにわけて、そのアメリカンニューシネマとかいうジャンルの映画をたくさん、上映したんだ。

そこには、子供の頃に親に連れて行ってもらったレストランに貼ってあったデカいバイクに乗った外人のポスターの映画もあり、「ああ、これが、あのポスターの元なんだ!」と感心した記憶がある。

で、なんだか面白そうなんで、当時組んでたバンドのメンバーを誘ったり、あるいは一人で行ったりと、結局かかってた作品を全部観てしまったね。

そのバイクのポスターの映画が、もはやバンドマンとか映画好き、サブカル好きな人たちには有名な「イージーライダー」だったんだ。

2人の世捨て人ヒッピーの自由を求める、ロードムービーだが、当時、初めて見た衝撃たるや!!
まず、はじめの時計を棄てるシーンから、掴みOK!!
御なじみ、ステッペン・ウルフの「ワイルドで行こう」からジミヘンまで、当時のロックが無造作に垂れ流される!!

アメリカの広大な風景をバックにチョッパーを走らせる、デニス・ホッパーとピーター・フォンダのカッコいいこと!!
しかも、ストーリーなんて、あってないようなもん。
途中からは、クスリのトリップ感覚を映像化したのか、やたらサイケにめまぐるしく画面が変わるし!!

で、超現実に引き戻されるラスト・・・と、まさにそれまでオレがテレビで見てきた映画とは違うもんだった。
唯一、ブルース・リー映画やイーストウッド映画、そして、マカロニウエスタンとは同じ匂いを感じたが・・・。

次に観たのが「俺たちに明日はない」
これも、今やロックやってるヤツで知らない人がいないクラシックだが、これまたホント、衝撃のラストだった!!
まあ、ボニー&クライド見てないヤツにロックやる資格なし!と言い切ってしまおう。

その後も、「タクシードライバー」「明日に向かって撃て!」「チャイナタウン」「ローリングサンダー」「カッコーの巣の上で」と、いろいろ見たけど、どれもが、ラストが悲惨かつ衝撃的で、強いアメリカとは真逆のアンチテーゼから生まれたようなリアルさを追求した映画だった。

まあ、時代は巡るというか、オレも後からいろいろと調べたり、たくさん映画を観るうちに理解していったんだけど、例えば、王道のジョン・ウェインの西部劇だと、悪い(?)インディアンを正義の保安官が懲らしめる・・・みたいなシンプルな娯楽作が従来のアメリカ映画だとすると、髭面の悪党が血で血を争うような、フランコ・ネロやイーストウッドが主演んおマカロニウエスタンがそのアンチテーゼから生まれたように、より過激で野郎っぽい、つまりはロックなのがアメリカンニューシネマだと思う。


オレは「明日に向かって撃て!」をはじめて観たときも、まるでブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」を思い出したもんね。
まあ、後追いというか、監督のロー・ウエイも、かなりアメリカン・ニュー・シネマからは影響されていたみたいだし、「危機一発」の血みどろの戦いはまさにマカロニともいえる。

その中でも、オレが生涯で1、2を争う傑作と言ったら、やっぱりサム・ペキンパー作品になってしまうんだけど、中でも「ワイルド・バンチ」!!
やっぱり、よい映画はハリウッドからは生まれないんだと思ったな。

「ワイルドバンチ」は西部劇の終息的な映画であったけど、アメリカン・ニュー・シネマっていうのは、強いアメリカは幻想だったってことを伝えていたんだね。
長きに渡るベトナム戦争で、実質的な敗北をしたアメリカから、こういった映画が生まれるのは必然だったのかも知れない。



時代は’80年代に入り、アクション映画もやたらとマッチョな俳優が活躍するような、かつてのジョン・ウェインのような西部劇みたいに戻ってしまうが、この時期に作られた映画はやたらとお金がかっているわりに、中身が空っぽ映画ばかりになってしまった。
「トップガン」とか、「ロッキー4」とか、またまたかrつてのジョン・ウエインの頃の強いアメリカを意識したような時代に逆戻りしてしまったんだね。


そして今、イーストウッドら気を吐いた少数の映画人がハリウッドではなく、インデペントで良作を出し続けてはいるが、相変わらずハリウッドでは今度はCGと言う武器を駆使して、相変わらず中身のない映画を垂れ流し続けている。

若者も、そんな状況を知ってか知らずか、CGばかりでやたらと人を殺しまくったりする洋画より、邦画の話題作の方が圧倒的に利益をあげている現状だと思う。

それか洋画でも、女、子供が見るようなディズニー映画とかハリーポッターみたいなファンタジー映画がもてはやされている。

しかし、世の男どもよ!
世のロックやってるヤローどもよ!

そんな生ぬるい映画を観ていていいのか?

もっと、魂を揺さぶられるような本物の作品を観なくてどうする??


混沌とした今こそ、男気溢れるアメリカン・ニュー・シネマを是非観て欲しい!


ちなみに、オレがオススメは「バニシング・ポイント」「ガルシアの首」と「真夜中のカウボーイ」それに「サンダーボルト」かな。
まあ、「サンダーボルト」は正確にはアメリカン・ニュー・シネマではないけどね。



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