BLUEIII ベイビーブログ
ロックバンドBLUEIII(ブルー・スリー)のBBS兼日記 ※悪意・誹謗中傷目的のコメントは、削除する場合がありますので、ご了承下さい。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



小説なんか読むのは、本当に久しぶりだ。

それこそ、東京に住んでた20代の頃には死ぬほど読んでたんだけど・・・


今、話題の村上春樹さんのベストセラーである「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

ぶっちゃけ、村上春樹さんの本には昔から全く興味がなかったんだけれども、昨年に父から「買って来てくれ」と頼まれ、買って父にプレゼントしたんだ。

「お前も読んでみろ」と、自分が読んだ後に、オレに貸してくれたんだけども、その後すぐ父は亡くなり、この本のことを父と語り合うことは永遠に出来なくなってしまった・・・。

俄然、父が亡くなってからというもの、この本はオレにとって、かなり意味のあるモノとなった。

しかし父が亡くなったこともあり、中々、自分自身の気持ちが落ちつかなった事もあって、この本を手に取るまで時間がかかってしまった。

生前、父は仏教の勉強をしていたんだけど、このタイトルを見ただけで、父は作者の村上さんが仏教の知識に長けていると思ったらしい。



そして、ようやくオレもこの本を読んだ。

正直、とても面白かったし、考えさせられることも多かった。

主人公は多崎つくると言う名前のどこにも色がない平凡な男。

そのつくるが、自分が一番信頼し、しかもそれぞれ名前に色が入っている高校時代からの友達グループから突然の断絶を言い渡される・・・
そして、その後の虚無な生活から、30代なかばになった頃、その断絶された理由を探しに巡礼の旅に出る。

ざっくりこんな感じ内容だ。


心理小説ともいえるし、推理小説ともいえる・・・


物語は結末も記さず、ぷつんと終わるのだが、後は読者の想像にお任せということなのだろう・・。
ただ、かなり不安要素がある終わり方なので、どこかしっくりこない小説なのだが、それが村上春樹さんの特徴なのかな?


しかし、この本のページの至るところに、父のメモがいろいろと書かれてあって、この小説のことばのひとつひとつが仏教と密接なかかわりがあるようにオレは思えた。



そして、最後のページ・・・小説は唐突に終わるのだけれど、ちゃんと父はその後のことを自分の解釈で書いていた。


その言葉は・・・


たとい虚妄な結果に終わろうとも、希望を持って生きる


まるで、オレに対しての父の遺言のように感じたけど、多分、そうだとオレは思った。





仏教を勉強していた父らしい言葉だった。





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