
今、音楽配信なんかと逆行するかのように、紙ジャケによるCDが出回っている。初め、「こんなん売れるんかいな!?」と、タカをくくっていたら結構、好評らしく売れているらしい。しかもかなり精巧に出来ていて、中には帯まで再現したスゴイのもある。アナログを持ってる人は比べたり、持ってない人でも懐かしくて買ったりする人もいるだろう。しかし俺みたいにCDを山程持ってる人にとっては別の意味で保管が大変だ。だって紙ジャケは背表紙が小さいから一度、変なとこにしまっちゃうと、聴きたい時に探すのが、超大変なのだ!まあ、それはさておき、あのグレン・ヒューズや、メル・ギャレー、ディヴ・ホーランドらが在籍した伝説のブリティッシュロックバンド、トラピーズの初期三枚がいよいよ紙ジャケ、しかもリマスター盤で再リリースされた!もちろん俺は既発のCDは持っているし、グレンが抜けたあとの四枚のアルバムや、未発表音源ライブ二枚、はたまた再結成ライブや、ブートと、ほとんどのモノは手に入れた!しかし!やはり俺はアナログレコード時代の人(笑)って事で、記念すべき1stアルバムは東京に住んでる時になんと五年も探しまわってやっと手に入れた!その時の価格は二万円!!!でも、五万円でも買っていたよ。そこまでして聴きたかったんだね。トラピーズのサウンドは、やっぱり“ファンク”って事になるのかな?ツェッペリンもかなりファンクハードロックだけど、もっともっと黒っぽい。何しろこの頃のグレンなんか、目をつぶって聞くとまるで黒人だもの!曲調もファンクながら、ギターのカッティングや、ベースの間のとりかたがいいんだ。あと興味深いのがさっきの1st!このアルバムだけ、メンバーが、五人いて、キーボードがいたりする。まあ、グレンが抜けた後も四人になったりするんだけど基本的にはグレン在籍時、2ndアルバムから作り上げたファンクハードロック。だけど1stだけは、プログレ、アートロックっつうかまるで、ムーディーブルースやプロコムハルムみたいなハモンドオルガンバリバリのキーボード主体の美しいロックなんだ。まあ、トラピーズがいたレーベルが、ムーディーブルースのレーベルだから当たり前なんだけど、でもこれってどっかのバンドに似てないか?そう、あのディープパープルだよ。パープルも第一期の頃はハモンドオルガン主体のアートロックで、その後第二期でハードロックになるんだよね。ただしパープルはどっちかって言うと直球型ハードロックで、トラピーズはツェッペリンぽいファンクハードロック。このことが後にグレンがパープルに入った後にリッチーとの確執に結び付くんだけど。まあ、トラピーズに話を戻すと、今回の紙ジャケ、ホントによく出来ている。とくに2ndの見開きなんて完璧だ!そしてリマスターの方!こちらも、中、低音もぐっと強まり素晴らしい音に生まれ変わったね。もう前のCDは聞けないね。ただし今回のコレ、初回限定盤って事でリリースと同時に廃盤(ってやめてよこういうの!)俺もこれリリースされてんの知ったのが遅かったんで危うく買い損なうとこだったけど、オークションでなんとか無事にゲット!だから今日、紹介したのはいいけど、もう手に入りずらいんで興味持った人は頑張って中古盤を探すしかありません(笑)!だけど五年も探しまわって二万円でゲットするよりはマシかもよ(笑)!

