BLUEIII ベイビーブログ
ロックバンドBLUEIII(ブルー・スリー)のBBS兼日記 ※悪意・誹謗中傷目的のコメントは、削除する場合がありますので、ご了承下さい。
残暑ドラゴン大会 最終回 語れ!ブルース・リー⑥「死亡の塔」




さて!!残暑ドラゴン大会もいよいよ最終回です!!

で、その最終回はブルース・リーファンにどのくらいの需要があるのかわかりませんが個人的には最高傑作な(笑)「死亡の塔」!!

昨日の記事でも書いたけど’78年いよいよ「死亡遊戯」公開の前にスクリーンからスクリーン特別増刊「ブルース・リー死亡遊戯ワイド特集号」という雑誌が出た。

これ、スクリーンから出てるスクリーンジャンボシリーズといわれていたんだけど何故か「死亡遊戯」だけはワイド特集号になってた。
まあ、このシリーズ、写真こそ新鮮なものがあまりなかったんだけど(使いまわしが多かった)ちょっとしたミニサイズのポスターみたいなデカめの雑誌だったので人気があったのか数種出ていたんですよ。

で、そのスクリーン特別増刊「死亡遊戯」ワイド特集号には映画のパンフよりも貴重な記事がたくさん掲載され(記事は日野康一さん)その中にこんな記事を発見した。

「死亡遊戯」公開で沸く絶頂期だと言うのに早くもゴールデンハーベストは「死亡遊戯」の続編を作っていると!!!


以下 「ブルース・リーワイド特集号」からの抜粋 ↓


「帰って来たドラゴン」の香港きっての」若手功夫監督・呉思遠がゴールデンハーベストでブルース・リー最新作を撮っている!
またソックリさんを使っているらしいが。ブルース・リーが生前撮った「死亡遊戯」フイルムには、もっともっと使えるアクションシーンのすごいのがあるはずだ。
ブルース・リーは生き返ったどころか、次の最新作「死亡遊戯2」(原題「死亡塔」)に主演している。


これを読んだ当時のファンは狂喜した。

生前のブルース・リーが撮影したフイルムからはわずか10分強のフイルムしか使われず、内容も思ったものと違っていた「死亡遊戯」に当時ファンは大いに不満だったからだ。

やはり日野康一さんの名著「シネアルバム 永遠のドラゴン/ブルース・リー」には映画に出てこなかったシーン・・・野原でサングラスをかけた上半身裸のブルース・リーが道着を着た敵(?)をヌンチャクで殴ってる写真が掲載されていたし、やはり「シネアルバムデラックス/闘魂ブルース・リー」にも「ドラゴン危機一発」で御なじみのジェームス・ティエンがブルース・リーと戦う写真や、そのティエンとちゃんちゃんこ着た謎の若者との3ショット写真まで掲載されていたからだ!!


これらシーンがスクリーンで拝めるのか!!とわくわくしたのと同時に、「死亡遊戯2」と言う題名や原題の「死亡塔」のタイトルだけで「いよいよビル(レッドペッパーレストラン)ではなく、五重の塔にブルース・リーが登るのでは?」との期待に胸をふくらませた!!


そして待つことそれから2年・・・

世の中の動きも完全に変わってしまっていた。

「死亡遊戯」公開後、急速に香港カラテ映画・・・クンフー映画の公開は途絶え、最後に公開されたのが「新・死亡遊戯/七人のカンフー」出ていたブルース・リーシャオルンがブルース・リィと名前を代えた「ブルース・リーを探せ!」という映画が公開されたくらいだ。

その後、香港映画の動きと言えばホイ兄弟主演によるコメディー「Mr・BOO!」シリーズで小ブレイク・・その後はいよいよジャッキー・チェンの登場で、明らかに第一次香港カラテ映画ブームとは違う新しいクンフー映画ブームの流れが出来つつあった・・・。

ジャッキーのコメディーを取り入れたアクロバチックなクンフーはやはり新鮮でブルース・リーとはまた違っ魅力があり、ここからジャッキーの時代が始まる。


そしてやっと公開されたブルース・リー二度目の(笑)遺作「死亡の塔」!


いささか時期を逃した感もあり、「ブルース・リーより今はジャッキー・チェンだろ?」と、どっちの映画もよく観たこともない連中が偉そうに語りだしたのもこの時期だった。


「死亡の塔」公開の時期・・・

オレは既に中学1年になっていた。
もう、この頃になると学校でも映画館に行く者が増え始め、そんなオレもいつも一緒に行っていた従兄弟のやっちゃんではなく、同じバスケ部の友達三人と一緒に「死亡の塔」を観に行ったのだった。

映画館は「洋画パレス」
「ドラゴンへの道」を観るのに映画館まわりを2周も列んだ映画館だ。

しかし、劇場に入ると中はすかすか・・・
ほとんどオレたち三人のプライベート映画館化していた!!


初めに同時上映の「モンスターパニック」
まさにB級のお色気含んだくっだらない映画だが、バカバカしくてよかった(笑)

謎の半漁人みたいなモンスターが地上に上がってきて、海上パーティーやってる人たちを襲うっていうどこかで聞いたようなストーリー・・・

しかも映画ラストは襲われた女性がモンスターの赤ちゃんを出産して「きゃ~っ」っていうベタすぎるエンディングには怖いというより失笑しかなかった・・・。



で、「死亡の塔」

やはり公開前にリリースされたテーマ曲「アローン・イン・ザ・ナイト」がカッコよく鳴り響く中、「死亡遊戯」の撮影技法をそのままパクッたかのように「燃えよドラゴン」や「怒りの鉄拳」のシーンをたくみに盛り込み、間をそっくりさんが埋めるという・・・

しかも、ブルース・リーと交互にジャッキー・チェンの「ドランクモンキー酔拳」に出てたやたらと足が上がる髭のおじさん(ウォンチョン・リー)が一人で刀を振り回して演武するシーンが挿入される・・・(笑)

正直、この髭のおじさんのシーンはオレ的には要らなかった。
オープニングはスカッとブルース・リー一人だけでよかったと思うし、そうじゃなければ「ドラゴンへの道」とか「燃えよドラゴン」みたいな粋なオープニングを作れなかったのか?と残念だったかな・・。

で・・・この映画、劇中どこにも・・・

トラックスーツを着たブルース・リーは出てこなかった・・・。
「死亡遊戯」の残りフイルムなんて使用されていなかった・・・!!


それでもクンフー映画に飢えていたオレは意外にもこの「死亡の塔」、かなり楽しめたのだ!!

まず「死亡遊戯」より格段し技術が上がったブルース・リーとそっくりさんの使い分け!

ボブ・クローズは東洋人の顔の区別なんかどうでもいいのか、他の旧作品の全てから使えるもんは全部使ってしまえ!とばかりに髪型が全然違う時期、特にに「ドラゴンへの道」のシーンなんかもふんだんに使用したけど、「死亡遊戯」と「ドラゴンへの道」なんて別人!?ってくらいブルース・リーの顔が違うでしょ?(笑)

だから、すごく雑な感じがしたし、ボブ・クローズの編集にかなりの無理があった気がした。

しかし、流石、カット割りや編集のうまさが光る香港の映画人、呉思遠監督の腕は確かだった。

アクションシーンでも巧みなカット割り技術により、スタンドインと本物の区別がつかなくなるくらい編集が素晴らしい!!
(「酔拳」のシャオティエンのシーンなどで見事な腕を発揮)

基本、「燃えよドラゴン」のシーンと「怒りの鉄拳」からのシーンを多用し、代役のタンロンも「燃えよドラゴン」のブルース・リーの髪型をかなり意識・・・

ウォンチョン・リーの娘の楽屋シーンでの「ドラゴンへの道」抜粋はご愛嬌だが、熱狂的ファン以外、初めて観た人にもあまり違和感は感じられなかったのではないだろうか?
(それでもやたらと後姿が多いのでヘンなのはヘンなんだけど(笑))

それにかなり「燃えよドラゴン」のブルース・リーを意図的に意識したせいか、見方によってはこの映画は「燃えよドラゴン」の続編的見方も出来る。(かなり無理やりだけどね)

地下にタンロンがセパレイトタイプのキャットスーツで侵入していくところなんかも「燃えよドラゴン」に似ているし、個人的に嬉しかったのは「燃えよドラゴン」の未使用テイクでブルース・リーが自分の著書を手に取って笑うシーン!!

このシーンがかなりこの映画に重みを持たせたかな?

あと、実際の「燃えよドラゴン」に出ているロイ・ホランも同じ役(?)で出ているし、やはり「燃えよドラゴン」でブルース・リーとアンジェラ・マオの父親役(ただの叔父さん説もあり)を演じた俳優さんも出ている。

まあ、続編といわないまでも「燃えよドラゴン」のスピンオフ作品と言えなくもない!?


それと「死亡の塔」は「酔拳」「蛇拳」で御なじみとなったウォンチョン・リーほか、やはり「蛇拳」に牧師役で出てた外人が出てきたのは監督が呉思遠で、呉思遠のお抱え俳優を使ったと想像できる。

まあ、第一次世代には「帰って来たドラゴン」、そしてジャッキー世代には「酔拳」「蛇拳」の呉思遠!

だからこの映画はジャッキーが出ていないジャッキー映画ともとれるし、貴重なブルース・リーからジャッキー・チェンへの橋渡し的・・・いや、その二つが微妙に混在する映画であったのだ!!


どうにも世間的にブルース・リーが全く出ていないし、(一応、「燃えよドラゴン」の未公開シーンもあるけど、全部で数分程度・・・。しかもアクションシーンではないし・・・)カルト映画としてバカにされてきた「死亡の塔」ではあるが、こういういろんな見方も出来るのです。


それに流石に「帰って来たドラゴン」でブルース・リャンと倉田先生に壮絶な蹴り合戦をやらせただけあり、「死亡の塔」のアクションは本当に素晴らしかったと思う。

ホント、「死亡遊戯」ではブルース・リーの代役に過ぎなかったタンロンがあれから修行したのか見事な技を見せるし、敵役も実力者ばkらりで見ごたえがあった。(まあ、それでもタンロンにはスタンドインはもちろんいるけど・・・)

韓国版ヴァージョンの「死亡の塔」ではタンロンが完全に主役だったのもうなずける。


まあ、アクションが素晴らしいのとブルース・リーの映画というのは関係ないし、また別問題なんだけど、劇中に全くブルース・リー(の偽者)がジークンドーしてないところなんかも熱烈ファンには不服だったと思う。・・・(蹴りばっかで投げる、締めるとかないし)


そんな訳で熱狂的ブルース・リーファンには「金かえせ!」「「死亡遊戯」の幻のフッテージを見せろ!!」と散々に忌み嫌われてきた(当たり前!)「死亡の塔」ではありますが、オレみたいな偏屈ファンのためにはなくてはならない貴重な資料的映画で大いにいとおしいあります。

最近、代役のタンロンも亡くなり、そういう意味でも、もう一度、是非とも再評価して欲しい作品でもありますが、いよいよ今年の11月!!

「死亡の塔」もエクストリームエディションブルーレイがパラマウントから発売決定です!!

残念ながら韓国ヴァージョンの収録も見送られ、初公開版のフイルムも見つからなかったようですが、それでも「死亡の塔」までもが日本初公開復刻ヴァージョン込みのブルーレイがリリースというのは本当に素晴らしい!!

これからも「死亡の塔」を応援していきたいです!!


ブルース・リーのもとに逝ってしまったタンロンのためにも!!!






コメント
脂肪と糖
私以外にも死亡の塔マニアの方がいらしたとは!巷でいわれているように確かにとんでも作品には違いありませんが、タンロンの髪形がやたら変わったらり、歌舞伎町を模したセットや増上寺の怪しげなコーラスが流れる葬式や九品仏の僧侶達とか奥村チヨの唄をパクるチンクーの娘とか突っ込みどころ満載で観ていて飽きない作品ですよね!?
[2017/05/25 18:09] URL | ダイアポロン #- [ 編集 ]


ダイアポロンさん
いや、もっとマニアの方もいらっしゃいますよ(笑)
韓国ヴァージョンのタンロン主演のはみましたか?
Gジャン男の加藤さんもインタビューに答えてくれたり、なかなか深いものがあります。
あのローブラザーズのTシャツは私のお気に入りですよ(笑)
[2017/05/27 11:07] URL | ベイビー佐々木 #HfMzn2gY [ 編集 ]


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