
ブルース・リーには世にも珍しい“偽物映画”があるのだ!しかもブルース・リー本人が出演した映画よりも本数が多い(笑)!なんでこんな現象が起こったかといえばブルース・リーが当時、人気絶頂の頃にいきなり急死したので、彼と姿形が似ていてそこそこ格闘技もできる奴を“第二のブルース・リー”としてでっちあげようとしたからなんだろうけど、それにしても凄い現象だったと思う。だってジェームス・ディーンとかスティーヴ・マックイーンが亡なったって、まあ伝記映画ならともかく、偽物を使って一本の映画を作っちゃうなんて聞いた事もなかったぞ!しかも普通の役者さんならともかくブルース・リーは天才的武道家!とても真似なんか出来ないはずなのに大胆不適にも作ってしまうんだから凄い!しかもここ日本でだってそんな偽物映画がなんと、劇場公開までされてしまったんだから始末が悪い(笑)!その一本が今日紹介する「新死亡遊戯7人のカンフー」だが、俺はちゃんと劇場で観ました(笑)。同時上映が「恐竜100万年」と「未来世界」!まあ、俺が子供の頃(70年代)って今みたいにハリウッドの一級品映画ばかり配給されていた訳ではなくイタリア映画とか三流の映画とかまで、洋画にかかってたし、とくに香港カラテ映画はブルース・リーがつけたブームのおかげで、三流から五流までホントにたくさん公開されていたから、この「新死亡遊戯」が公開されたときも今のように“差別的”にではなくかなり友好的に宣伝され公開されていたんだよ。それを証拠に当時、昼くらいにやったカラテ映画の特集ではかなりマトモな紹介のされかたをしていたし、俺も、純粋に「ああ、ブルース・リーは死んじゃったから、新しいカラテスターを主役にして「死亡遊戯」みたいな映画を作ったんだな」と喜び勇んで劇場まで足を運んだのだった。が!始まった映画を見てびっくり!主役のブルース・リー・シヤオ・ルンが、ブルース・リーより若造でしかも全く似ていないからだった。で、ラストは恋人を誘拐され、七重の搭に助けに行くんだけど、各階に世界から集まった格闘技の達人が待ち受けているのであった!・・・とまたこれも昨日のシネアルバムの話しに戻るけど、そこの、当時まだ未完成だった死亡遊戯のあらすじを筆者の日野康一先生が書いてるんだけど、そのあらすじを見て、一本の脚本を作ったんじゃないかな?と思える内容なのだ!(宝物は出てこなかったけど)で、見終わった感想は同時上映の「未来世界」の主題歌がよかったと言う事だけだった。この「新死亡遊戯7人のカンフー」、現在輸入DVDで見る事が出来、俺も懐かしさのあまり勢いで購入してしまったが、今見ると、当時見た時よりもあまりにも酷い映画なのに愕然とした!まず、主役に華がない!カンフーが下手くそ!カメラアングルも悪い・・・って昨日の「麒麟掌」と同じじゃん!いや、さすがに当時も彼の日本公開二本め作品「ブルース・リーを探せ!」はさすがに、まあ予算の関係もあるしで見に行かなかったもんな。まあ、何故か、この「ブルース・リーを探せ」から役者の芸名が、ブルース・リー・シヤオ・ルンからブルース・リイに変わっていたんだけど。そ、そ、現在の情報ではこのブルース・リイ、マニアの間では偽物ブルース・リーとして一番有名で、かなりの本数の偽物映画に出ている。その中の一本がこの「新死亡遊戯」なのだが、日本はまだましだそう。当時からここ日本では同じ東洋人だし、偽物と本物の区別がわかり、こういった偽物映画は人気がなくあまり公開されなかったようだが、事、欧米だと話しも違ってくる。欧米人だと東洋人の顔の区別がつかず、それをいい事に欧米向けにこういった偽物映画を大量に香港の映画会社は量産し続けたらしい。だから本人よりも偽物の方が本数が多い訳!何はともかく「新死亡遊戯」!ブルース・リイが変な顔で頑張ってるんで、機会があればネタとして見てください・・・つうか最近のブルース・リイのインタビュー映像見たら、本人も“後悔している”との事!

