
ジェフ・ベックの次は、やっぱり、リッチー・ブラックモアでしょう!で、敢えてディープ・パープルではなく、レインボー!いきますか!俺がこのバンドを知ったのって、中学二年ん時だね。何を隠そう俺が生まれて初めて聴いたハードロックって、ディープパープルの変則ベスト盤「24カラットパープル」だったりするのだが、はじめ聴いてもさっぱりピンとこなかった。それまで音楽っつったらYMO!洋楽でも、ジャパンとかウルトラボックス、カーペンターズにABBAと、ポップなのばっかりだったから。もう、このディープパープルのボーカル、イアンギランの暑苦しいシャウトに、嫌悪感すら覚えたよ。おまけにライブの曲、長いしさ。ただ、スモークオンザウオーターのギターリフが、YMOも参加したスネークマンショーに入ってて、「ああ、これがもとの曲なんだ」と、納得はしたんだけど・・・。ところが何回も聴いてるうち、病みつきになるのがロックの不思議!高校を卒業する頃には、借りたり買ったりして、パープルのアルバムは全部聴いたもん。で、レインボーは中学二年の時、既にパープルファンになってた俺に友達が、パープルのギターだった、リッチーが今やってるバンドがレインボーってバンドで、かなりカッコイイらしいと教えてくれた。で、早速、レンタルレコード屋(懐かしい!)で、ちょうどリアルタイムで出てた最新アルバム「闇からの一撃」ってのを借りてきた。そん時、やはり同じ時期に出てた、MSGの「黙示録」と言うアルバムも借りてきたのだが、俺の中では今だにどっちも名盤!で、レインボー!前に出たアルバムも、さかのぼって聴いていったが、アルバムが出た時期によって、メンバーも、曲の印象もかなり違う事に気がついた。俺はどの時期も好きだが、やはり、昨日書いたジェフベックグループにいた、コージーパウエル在籍時は、やはり別格だろう。とくに、最近やっとDVDでも出た、リッチー、コージー、そしてボーカルが、ロニージェイムスディオの三人が“三頭政治”を名乗っていた頃は、絶対的なオリジナリティがあったと思う。とにかくリッチーのバックでコージーが叩いているだけでも凄いのに、ロニーがフロントに立ってあの歌唱力でしょう?無敵ですよバンドとしては。ただ、当時ほとんどの人がこの黄金期の映像見てないんだよね。だから、たった三枚のスタジオ盤と、一枚のライブ盤でしか、この時期の彼らに接する事が出来なかった。しかし、かなりこんだけでも十分だった事も確か。「レインボーオンステージ」って言う、二枚組なのに1時間に満たないくらいのライブ盤があるんだけど、死ぬほど聴いたなあれは。俺は、ハードな曲もいいけど「キャッチザレインボー」みたいな静かな曲でのリッチーのアドリブソロが好き!酒なんか入った日にはいくらだって聴いていられますよ。しかし、ラインナップで言ったら実は、俺はグラハム・ボネットがボーカルやってた時期が、1番好きかなあ。だってハードロックバンドなのにあの、ロカビリールックでしょう?しかも声のパワー自体は、ハードロック界最強ですもん!こないだもプレイハウスのイベント打ち上げで、リーダーヒサノスケさんとグラハムの話で盛り上がったんだけど、普通なら裏声でフェイクするところを、地声でいっちゃうでしょ!マジ凄い!そうそう、プライベーツのリーダーとは、コージーの話でこないだ盛り上がったんだけど、ほんと、あのDVDで謎がとけたっ!いや、俺もリーダーもとっくにブートであの映像は見てるんだけど、あのコージーのパワーの秘訣が今頃わかりましたよ!それまでレインボーの映像って、ボーカルがジョーリンターナー期しか公式にはなかったからね。それでも、リッチー見たさに俺は郡山のロックインに通ったなあ。だってあの頃、ビデオってハードもソフトも馬鹿高だったから買えなかったし。その郡山ロックインでレインボーのビデオよく流しててね、もう、リッチーのプレイに釘づけだったよ。あの頃、ガキな目から見ても、なんかジョーは垢抜けてないし、声出てないし、イマイチと思ってたけど、今聞くとジョーも凄いボーカリストだね。今日の写真は記念すべきレインボーの1stのアナログジャケだけど、もともとリッチーがこのバンド結成したのって、当時やってた第三期ディープパープルのメンバーに、この1st収録のナンバー「ブラックシープオブザファミリー」カバーしようぜと持ち掛けたところ断られ、当時前座で起用し、意気投合したELFのメンバーとマジでやってみたくなって、このバンドを乗っ取ったのがきっかけらしい。その後、ロニー以外全員クビにし、彼のクビ切り人生もスタートしてしまう訳だけど、今のぶったるんだバンドからは想像つかないね!自分の追求する音楽の為ならメンバーのクビ切りも当たり前のリーダーなんてさ(笑)まあ、そんだけリッチーって言う存在は、絶大であり天才であった訳だが、今改めてこのアルバムを聞くと、意外な程、ファンキーでポップなのに驚く!パープル脱退の真の理由は、とくにメンバーの一人、ベースのグレンヒューズのあまりにファンキーな趣味についていけなくなったからだそうなんだけど、やはりヤードバーズのカバーの「スティルアイムサッド」なんて、もろに第三期パープルの「ユーフールノーワン」と全く同じファンキーリズムで、嫌だ嫌だと言いつつ、かなりグレンには影響を受けてしまったと言えなくもない。もし三期パープルメンバーで「ブラックシープオブザファミリー」をレコーディングしていたら?かなり興味はつきないが、カバーデイルでもそれほど印象は変わらなかったんじゃないかとも思う。レインボーは第二期パープル再結成で解散するが、全然違うメンバーで再結成されたレインボーのアルバムも、かなり好きだ。やっぱり「ユーフールノーワン」の焼き直しみたいな曲(かなりカッコイイ)も入ってるしブラックマスカレードみたいな名曲も残すもやはりメンバーが魅力不足だったかな。リッチーのギターは相変わらず素晴らしいが。今のリッチーは、カミさんと、ハードロックとはまた違う趣味の、ルネッサンス音楽みたいな事をやっている。もちろん音楽の質はものすごく高いし、素晴らしいが、カリフォルニアジャムで、ギターはおろかテレビカメラまでぶっこわし、揚げ句にステージに火までつけてた人が別にやる音楽でもなかろう。やっぱり俺たちはぶっちぎれたあなたの姿や音楽が聴きたいのだから!

