
さあて、最近暑苦しい話ばっかだったんで、久しぶりにロックな話しますっ!バンドでやってる音楽は、ガレージ、ハードロック、パンクですが、リスナーとしての俺は、単なる一音楽ファンなんで、かなり幅広く何でも聴いているが、かなり、ジャズ、ファンクが、好みなのは前から書いてきた通りだ。今ではマイルス・デイビスから、ファンカデリックまで聴くようになったが、そのきっかけを作ってくれたのが、ツェッペリンであったり、今日紹介するジェフ・ベックだったりする訳だが、ジェフ・ベックは、俺が最もフェイバリットするギタリストの一人である。彼のやる事は、全て素晴らしいモノであるが、基本的なポリシーこそ変わらないものの、時代によって彼の音楽への探究心が強すぎるために、時代によって音楽性はばらばらだ。だから、拡散性とは言え、基本的には“ハードロック”のツェッペリンや、ジミヘンなんかと違い、とっつきにくいかも知れない。それにジャズロック時代の「ワイアード」なんか初めて聴いたリスナーなんか、さっぱり意味が解らないんじゃないかと思う。しかし一度ハマったら、病み付きになってしまうのもまた、ジェフ・ベックなのである。特にギターを一度志したものなら、絶対!心を奪われる!やっぱりギターやり始めた頃って、リッチー・ブラックモアやマイケル・シェンカー、果てはイングヴェイや、スティーブ・ヴァイなどの分かりやすい速弾きに憧れるのは無理もない。しかし、ジェフの凄いところは、その即興に満ちた突拍子もない変幻自在のフレーズね。それに音楽性もとにかく“リズム”が凄いんだよ。それはあのロッド・スチャートと組んでた、第一期からもそうで、ブルース・ロック応用のハードロックかと思いきや、実はリズムは、かなりファンクで、これをもとにジミー・ペイジがツェッペリンを立ち上げたのは明白だ!その後のジェフの音楽性も、ジャズロック、BBA、最近のデジタルロックと変わりながらも、常に“ファンキー”と言うのがキーポイントで、今日紹介のアルバムは、まさに直球の“ファンクロック”をやっていた時期のものだ。そう、あのレインボーや、MSGでお馴染みの、コージー・パウエルもメンバーにいた第二期ジェフ・ベックグループの、1stアルバム「ラフ&レディー」である!時期的に、ジェフは、あのヴァニラ・ファッジ組リズム隊、カーマイン・アピスとティム・ボガートとバンドが組みたかったらしいが、自らの交通事故で、失敗。オーディションなど苦労の末、この第二期ジェフベックグループを結成するが、これが傑作!一般的評価はよりポップな感もある2ndの方が上なんだけど、俺的には甲乙つけ難いかな?!まず、一発目のコージーの16でやられるね。そしてジェフの、ワウカッティング!2曲めの、このイントロの緊張感にマックス・ミドルトンのピアノソロ!ジェフも、全曲に渡りそれほどばかみたいに弾きまくる訳でもなく、ところどころに美味しい、ヤバイフレーズを切り込んで来る!クライブ・チャーマンのベースは、セクシィにグルーヴを刻むし、何よりボーカルのボブ・テンチが凄い!ドラムのコージーは、この後、あのレインボーに加入し、その後も直球型のハードロックドラマーとして、不動の地位を確立するが、実はコージーってこんなにテクニカルなドラムを叩くんだってのもわかるし、コージー、ジェフ以外のメンバーは、地味ながらもこのあと、ハミングバードと言う、同趣向のバンドを結成するが、こちらも傑作!で、主役のジェフであるが、このあと、念願であった元ヴァニラ・ファッジ組のリズム隊二人とBBAを結成するが、俺的にはこの時期がジェフの全キャリアを通じて1番淡泊に感じる。ソロもたいしたの弾いてないし。で、ジェフ自身も悟ったのか、この後、第二期の音楽性に戻ろうとするが、そこはジェフの事!今度は全曲インストと言う、更なる進化をやってのけた!それが世紀の名盤「ブロウ・バイ・ブロウ」だが、はじめ一回聴いただけじゃ、理解不能なのがジェフの音楽の特徴だ。(俺的に)まあ、一発でわかる、ロックな人もいるんだろうけど、とりあえず俺にとってはそうだ。今のジェフも更なるギタリストとしての高みにいっちゃってて凄いが(去年の日本公演、俺も見に行ったけど間違いなく、ここ数年の見に行ったコンサートの中ではベスト1!)この、第二期ジェフ・ベックグループのアルバム!ファンク、ソウル、ジャズロック好きには、堪らないアルバムなんで、秋の夜長にはぜひオススメ!だけど、一回聴いただけで、「わかんねえ!」とか言っちゃ、ロック失格ね!サイコーだぞ、コレ!

